ハードカバーは別に偉くない!書評「新書がベスト」

公開日: : 最終更新日:2014/01/06 書評

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今年に入ってからなかなか本が読めていなくて、「もっと読書時間を増やしたいなー」と思い、読書方法を変える手がかりを探すために買ったのがこの「新書がベスト」。

この本を読んでから、新書を買ったり読んだりする機会が格段に増えた。

新書なら、ハズレを引いてもダメージが小さい

自分の中でなんとなく「ハードカバーは偉い。新書は偉くない」みたいな感覚があったんだけど、「新書がベスト」を読んでから、その感覚がなくなった。別にハードカバーは偉くない。

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自分の本棚の中を再確認してみたんだけど、ハードカバーの本のほうが「ハズレ」が多いように思った。しかもハードカバーは高いので、ハズレを引くとダメージがでかい。高いハズレ本をひいてしまった経験があると、読書から遠ざかってしまう危険性もある。

それに対して、新書は安い。ハズレ本がないわけではないが、安ければ、ハズレを引いてもダメージが小さい。だから「この本はハズレだったな・・・また次の本を買って読むか」と思える。

新書はコンパクトだから習慣化しやすい

ハードカバーの本は大きいし、重いし、カバーが硬いので片手で読みづらい。

それに対して、新書は小さい。軽い。カバーが柔らかいから、片手でしならせて読むことができる。

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小さいからポケットに入れておくこともできる。軽いからいつでも「持ち歩くかー」という気になる。立ちながらでも読みやすいから、電車を待っている時とか、人を待っているときとかにサッと取り出して読書を再開することができる。

新書を活用して、もっと読書を楽しもうと思う

今年に入ってから、移動時間とか、人を待っている時間とか、細切れの時間が結構増えている。常に新書を持ち歩いて、スキマ時間を活用して、読書を楽しめる環境を作っていこうと思う。

「新書がベスト」の三章では、レーベル別による小飼弾さんのおすすめ本が紹介されている。あまり読書慣れしていない方で、「まずはどんな本から読んでいけばいいのだろうか?」という方は、この章を参考にしてみるとよいと思う。

他の書評記事はこちらをどうぞ。

目次

序章 生き残りたければ、新書を読め
1なぜ今、本を読まなければならないのか

生き残るための読書/情報は「プル」してこないと意味がない/本は、偏っているから価値がある/勝ち組になるための最低条件

2新書以外は買わなくていい

紙の書籍の理想型/意味ある読書に必要な冊数/ハードカバーは滅びてしまえ/1000円以上出す価値のある本は、そんなにない/コンパクトな判型だから習慣化できる/どんどんダメ本に当たろう/新書こそ中身が問われる/ノンフィクションは新書で十分/「抱き合わせ」で買うと栄養が偏らない

PartI 新書の買い方、読み方

1読書レベル0からの【初級編】
読む本を「選ばない」/新書習慣は「大人買い」から/最初の10冊を意地でも読み通す/子どもに本を読ませたいなら、まず親が読め
2なんとなく読めはじめてからの【中級編】

ハードカバーで気になる本を新書で探す/ハードカバーは捨てるつもりで買う/信者になるな、読者になろう/「脳内マップ」を埋めていくように本を買う タイトルや目次から内容を想像する/気軽に読書記録をつける/内容はどんどん引用して「使う」/「にわか専門家」になってみる

PartII 新書を10倍生かす方法

1タイトルから本の出来を測る

短いほどにハズレ率は低くなる

2ダメ本も味わう

激しくハズれた本に当たるのは、よい経験

3疑うことを楽しむ

ニセ科学本を読み解く/疑うにはコストがかかる/テレビの信用度は低い/経済学の常識を疑う/専門家はすべてにおいての専門家ではない/歴史と宗教の楽しみは18禁!?

4洗脳されずに自己啓発本を読む

ツッコミを入れながら読むべし/物事の実現性はセルフイメージにかかっている/人は成功ではなく失敗に学ぶ

5話題の本とは距離をおく

「話題の本」を読む必要はない/ビッグネームは避けろ

6ジュニア向け新書はこんなに楽しい

大人に教えるより、子どもに教える方が難しい

7複数の新書を同時に読む

本に「読まれない」読み方をする/忘れたら読み返せばいい/速読にこだわらない/目次だけ読むのも読書

8本で得た知識を活用する

知識は定着させなくてもいい/「衝突断面積」を増やす

9「超」整理法で本を整理する

アクセスした順に本を並べる

9ウェブを使って本を読む

どんどん忘れることが大切/ツイッターをメモとして使う/「Tsudaる」読書法/書くように本を読む/出版社は読書体験を広げる取り組みをすべし

PartIII 新書レーベルめった斬り!

1 貫禄のある老舗レーベル

新書スタイルはここから生まれた「岩波新書」

じっくりと時間をかけて仕上げる「中公新書」<

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