新しいノートブック分類を考える作業も発想!書評「EVERNOTE「超」知的生産術」

公開日: : 最終更新日:2014/01/06 Evernote

2007年3月からEvernoteを使い始めて、4年半が経過した。

今までに溜め込んだノートはぜんぶで12,919件。あと少しで13,000件を超えそうだ。

データとして、そしてログとして溜め込んだノートはたくさんあるけれど、これらを有効活用できていないと感じ、本書を手にとってみた。

EVERNOTE「超」知的生産術

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特殊知識と一般知識

まずは情報収集の方法から。本書によると、「専門資料」と「一般資料」があるとのこと。

広告のアイデアは、製品と消費者に関する特殊知識と、人生とこの世の種々さまざまな出来事についての一般的知識との新しい組み合わせから生まれてくるものなのである。

EVERNOTE「超」知的生産術 p.44より引用

基本的に専門資料はしっかりと押さえておき、一般な知識である一般資料は広く浅くフォローしていくことになります。

EVERNOTE「超」知的生産術 p.46より引用

この後、「専門資料」と「一般資料」の具体的な収集方法について詳しい解説が書かれている。この2つの資料タイプは意識していたけれど、収集方法を変える事は考えていなかった。早速実践してみたいと思う。

また、読みたい情報が多すぎて情報の洪水に溺れがちな方には、以下の箇所がヒントとなるはず。

私の場合は、朝一番に「フィード」と呼ばれる更新情報のタイトルをざっくりとチェックして、気になるものに「スター」を付けていきます。すべてのチェックが終了したら、残りのフィードを「既読」扱いにします。このスターが付いたものが「今日のうちに読む分」となります。これ以降にGoogleリーダーに入ってきた情報は、次の日のチェックに回します。

EVERNOTE「超」知的生産術 p.46より引用

自分もGoogleリーダーにRSSを登録しすぎて読みきれず悩んでいた。「残りのフィードを既読扱いにしてしまう」というのはよさげ。

foursquareのRSSフィードの取り込み

ライフログの記録方法として、foursquareのRSSフィードをEvernoteに取り込む方法がp.131で紹介されている。「この日はどこにいたっけ?」というのが気になることは多々ある。foursquareでチェックインする習慣がある人には有効な方法だと思う。

「整理のための整理」はしない

p.149あたりで紹介されている話。自分もこの罠に陥ってしまっていた。「Evernoteにおける究極の情報整理法」を追い求めてしまっていた。「整理のための整理」ではなく、「アウトプットのための整理」をまずは心がけようと思う。

まずは「とりあえず」で始めてみる

最初に完璧な形や理想像を設定し、それに従って整理していくのではなく、とりあえず情報を入れていき、実際にそれを取り出して使いながら自分なりの整理方法を徐々に作り上げていく、あるいは目的の変化に対応して整理も変更する、というのが「マドルスルー整理法」です。

EVERNOTE「超」知的生産術 p.154より引用

「整理のための整理」ではなく、「アウトプットのための整理」を念頭に置きつつ、ノートブックやタグの活用方法を徐々に模索していきましょう、という話。この考え方なら、気楽に整理ができそう。

整理には「はじめから完璧」はない

それは「はじめから完璧を求めない」というマドルスルーを考えにも通じてきます。必要最低限の整理だけはしておいて、状況に合わせて形を変えていく。あるいは自分なりの整理法を徐々に見つけていくというやり方が、使いやすい整理法を構築する道のりです。そういう意味で、使い人の数だけEvernoteの整理法というのは存在することになります。

EVERNOTE「超」知的生産術 p.202より引用

整理というのは整理のためではなくアウトプットのためにするべきだし、アウトプットは人によって異なるのだから、最適な整理法も人によって変わってくるはず。この整理法を考えるのもEvernoteを使う上での楽しみ。

アウトプットのテーマとなる「新しい分類」を考える

ルールがきっちり決められた静的な整理ではなく、現実に即した分類を探す動的な整理は、行為そのものが知的生産の一部といえるかもしれません。第4章でマドルスルーの整理法を紹介したのも、既存の分類で満足するのではなく常に新しい軸がないかを探すためにはこのやり方が一番だからです。
Evernoteに情報を集めてノートブックに移動するときや、過去のノートブックを見返しているときに、「新しい分類はできないだろうか」と考えてみる作業も発想の一部です。実際に新しい分類が作れないとしても、そう考える習慣が発想力のトレーニングになります。

EVERNOTE「超」知的生産術 p.230より引用

最初から最適なノートブックの分類法を考えるのではなく、物事を考えながら「こういった分類ができるのではないか?」という気づきとともに新しいノートブックを作成し、そこへ情報を分類していく。

この「新しい分類はできないだろうか?」と考える事は単なる整理ではなく、発想の重要なプロセスなのだ、という事を教えてくれた一冊でした。

EVERNOTE「超」知的生産術

Evernoteに関する他の記事はこちらをどうぞ。他の書評記事はこちらからどうぞ。

目次

1 あなたの知的生産はEvernoteで「超」加速する
2 Evernoteを新時代のスクラップ・ブックにする
3 Evernoteを多元式メモ帳として使う
4 Evernoteで自分だけの整理法を確立する
5 Evernoteを発想のツールとして使いこなす
6 クラウドツールでアウトプットを強化する
7 セルフ・マネジメントとライフログ

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