ITproビジネス・カンファレンス『AR(拡張現実)ビジネスの最前線』に関するメモ
公開日:
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最終更新日:2013/11/08
AR(拡張現実)
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先日、ITproビジネス・カンファレンス『AR(拡張現実)ビジネスの最前線』に参加してきました。日経BP様からご招待いただきました。ありがとうございます。
カンファレンスは大盛況で、大体200人くらいの方が参加されていたのではないかと思います。内容も充実。3万円以上の価値があるイベントだったと思います。
個人的に興味深かった点について以下に書き記しておきます。
ARの可能性と未来 暦本純一氏
- 実画像と仮想情報の合成(オーバーレイ)はARの一部にすぎない
- Context-Aware Computing 利用者の状況を察知して利用者を助ける
- ARエンターテインメント
- 目新しさ vs 実用領域
ARの仕組みを理解する 橋本直氏
- 触覚、聴覚、平衡感覚、味覚、食感などあらゆる感覚情報がターゲット
- 生活に根ざした実用的なアプリケーションを作り、認知・普及させていく必要性
「実空間透視ケータイ」の紹介 小林亜令氏
- センサーが個人と環境をつなぎ、ユーザープレゼンス情報を取得できると、様々なサービスを提供でき、人間に超能力、利便性、安心感をもたらす
- 複数ユーザーのプレゼンスを組み合わせると、空間プレゼンス(場の状況)が取得できるようになる
緊急時のAR活用を考える 松崎和賢氏
- 薬を服用し続けてもらうための仕組み→報酬を与えること!
- Peace Keeping Design(PKD)という「いのちをまもるためのデザイン」のARによる拡張
- ARによりゲーム性を加え、報酬を与える仕組み?
ポインティングアクセス技術と拡張現実(AR)-「AR+携帯電話」への期待- 山崎順一氏
- 携帯電話は屋内外でPCのマウスのように入力デバイスとなり、あなたを取り巻く世界は、まるでPCのデスクトップへと変わる
ARを使った遺跡復元 大石岳史氏, 角田哲也氏
- ARに関する今後の展望。基礎研究・ソフトウェア開発、BtoBサービス、そしてBtoCサービスへ
シーン認識エンジン「SREngine」を使ったARアプリの紹介 金村星日氏
- アプリケーションの実装。ソーシャル、集合知
AR技術を活用したインタラクティブメディアの展開 もたい五郎氏
- 印刷技術(PT)と情報技術(IT)が交わるところ、それがAR
- センシング技術、デバイス類、レンダリング技術などによるソリューションビジネスへ
- AR(拡張現実)技術を使って、実物と組み合わせた”驚きと共感”のコミュニケーションの場を提供する
商業化に向けて足りないものは何か?
- インテルの予測。現実世界、人、インターネットを相互に結びつけて、新しいデジタル世界や、拡張された現実世界を作り出す
- ソーシャルAR(オーギュメンテッド・ソーシャリティー)
- コミュニケーションは全ての人が毎日行う行為
- “ライフスタイル化”できるか?
まとめ
ARマークの上に3Dオブジェクトを表示しただけで驚きが得られる時代はすぐに終わりを迎え、ARゲーム、ソーシャルAR、ARライフ、そしてリアルとネット、デジタルとアナログといった概念が徐々に融合していき、「新しいライフスタイル」の時代がくるのではないかと考えています。そのきたるべき時代を思考・模索する場として、このブログを続けていきたいと思います。
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