「ARのすべて-ケータイとネットを変える拡張現実」書評
公開日:
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最終更新日:2013/11/08
AR(拡張現実)
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- 作者: 日経コミュニケーション編集部
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日経コミュニケーション編集部様より献本いただきました。ありがとうございます。
概要
世界初開催!AR(拡張現実)ビジネスの最前線 – ITproビジネス・カンファレンス:ITproでの講演内容を中心として、日経コミュニケーション、ITproにおけるAR関連記事を加筆・修正したものが収録されています。以下、いくつか抜粋。
- KDDIにおけるARに関する取り組み
- ARによる遺跡再現事例の紹介
- 大日本印刷(最近話題ですね)におけるAR事例の紹介
- 工学ナビの橋本さんによるARの概要紹介
- セカイカメラでおなじみ、頓知・ 井口さんのインタビュー
本書を読めば AR の過去、現在、未来に関する概要をしっかりと押さえることが可能だと思います。
災害対策システム、緊急時のAR活用
第7章の「災害対策システム、緊急時のAR活用」がなかなか興味深い内容となっています。
- 震災害、風水害、パンデミックなどにおけるARの活用
- ARを用いた消防士訓練トレーラー
- ARによる経路誘導の信頼性向上
- リアルタイム・モバイル・トリアージの拡張
- 携帯電話による被害情報収集システムの拡張
- 正常性バイアスへのアトラクティブ・コンテンツによる対応
- 医療機器の操作方法をARで支援
あたりの話題に関して記述されています。
ネットを中心に AR 関係の情報収集を行うと
- マーカー・マーカーレス
- 実空間透視ケータイ
- SREngine
- セカイカメラ
- ソーシャルAR
- G空間
あたりの話題に偏りがちかと思いますので、是非目を通してみて下さい。
あわせて読みたい
本書では ARToolKit の使い方など、詳細な技術情報に関してはカバーされていませんので、実際に AR アプリケーションを作ってみたい!という方は下記書籍も合わせて読むとよいかと思います。
拡張現実感を実現するARToolkitプログラミングテクニック
- 作者: 谷尻豊寿
- 出版社/メーカー: カットシステム
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
- 購入: 24人 クリック: 391回
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3Dキャラクターが現実世界に誕生! ARToolKit拡張現実感プログラミング入門
- 作者: 橋本直
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2008/09/17
- メディア: 大型本
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