AR(拡張現実)に関する6冊の書籍をまとめてみた
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最終更新日:2014/01/28
AR(拡張現実)
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AR(拡張現実)に関する6冊の書籍をまとめてみました。
AR三兄弟の企画書
未だ予約受付中。あとで書評書きます。
AR-拡張現実 (マイコミ新書)
著者は「シロクマ日報」の小林啓倫さん。プログラミング解説以外のAR関連書籍はまだまだ少ないので、こういったプログラミング以外の拡張現実解説本がもっと出てくるといいですよね。
ARのすべて-ケータイとネットを変える拡張現実

- 作者: 日経コミュニケーション編集部
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 22人 クリック: 251回
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日経コミュニケーション編集部様より献本御礼。
概要
世界初開催!AR(拡張現実)ビジネスの最前線 – ITproビジネス・カンファレンス:ITproでの講演内容を中心として、日経コミュニケーション、ITproにおけるARに関する記事を加筆・修正したものが収録されています。以下、いくつか抜粋。
- KDDIにおけるARに関する取り組み
- ARによる遺跡再現事例の紹介
- 大日本印刷(最近話題ですね)におけるAR事例の紹介
- 工学ナビの橋本さんによるARの概要紹介
- セカイカメラでおなじみ、頓知・ 井口さんのインタビュー
本書を読めば AR の過去、現在、未来に関する概要をしっかりと押さえることが可能だと思います。
災害対策システム、緊急時のAR活用
第7章の「災害対策システム、緊急時のAR活用」がなかなか興味深い内容となっています。
- 震災害、風水害、パンデミックなどにおけるARの活用
- ARを用いた消防士訓練トレーラー
- ARによる経路誘導の信頼性向上
- リアルタイム・モバイル・トリアージの拡張
- 携帯電話による被害情報収集システムの拡張
- 正常性バイアスへのアトラクティブ・コンテンツによる対応
- 医療機器の操作方法をARで支援
あたりの話題に関して記述されています。
ネットを中心に AR 関係の情報収集を行うと
- マーカー・マーカーレス
- 実空間透視ケータイ
- SREngine
- セカイカメラ
- ソーシャルAR
- G空間
あたりの話題に偏りがちかと思いますので、是非目を通してみて下さい。
3Dキャラクターが現実世界に誕生! ARToolKit拡張現実感プログラミング入門

3Dキャラクターが現実世界に誕生! ARToolKit拡張現実感プログラミング入門
- 作者: 橋本直
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2008/09/17
- メディア: 大型本
- 購入: 14人 クリック: 208回
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著者は工学ナビの橋本直氏。
本書で特徴的なのは、サンプルを動かすためのARマーカーが書籍自体に印刷されていること。以下、p.26「サンプルプログラムを動かしてみよう!」の実行結果をキャプチャ。マーカが印刷された状態で収録されており、自分で印刷する必要なく手軽に試せる点がありがたい。
p.34「カメラキャリブレーション」の実行結果をキャプチャ。表紙カバーを外した裏表紙側がキャリブレーションボードになっており、印刷せずに試せる。
キャリブレーション用プログラムの実行中には特徴点を指定するためにマウスを使う必要があるのだが、画面写真やイラストが数多く掲載されており、非常に分かりやすい。
拡張現実感を実現するARToolkitプログラミングテクニック

拡張現実感を実現するARToolkitプログラミングテクニック
- 作者: 谷尻豊寿
- 出版社/メーカー: カットシステム
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
- 購入: 24人 クリック: 391回
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あとで書評書きます。
ARポケットガイド

- 作者: 篠田ヒロシ,岡田拓人
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2010/06/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 14回
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あとで書評書きます。
まとめ
拡張現実に関する書籍はまだまだ少ないですね。もっと様々な観点から見た書籍がたくさん出てくると、世間の拡張現実に対する理解も深まってくるのではないかと思います。