エアタグは残留思念、人の気持ちがそこに残ることの気持ち悪さ
公開日:
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最終更新日:2014/01/28
AR(拡張現実)
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4Gamerの鈴木謙介さんと内田明理さんの対談が面白かったので、一部引用。
内田氏:
そういえば,僕が最初にセカイカメラを見たのは,ディレクターの石原明広がiPhoneを持ってきたときなんです。当時はエアタグの数も少なかったんですが,凄いと思うと同時に,ゾッとしたんですよ。要はあれ,残留思念じゃないですか。
鈴木氏:
そうなんですよね。
内田氏:
残留思念が見えている世界って,幽霊が見えている世界と同じだと感じたんですよ。そのことを井口さんに話したら,「まさにそういうことなんです」とおっしゃっていました。
井口さんは,用途としてアドバタイズ機能などもあるんだけど,“人の気持ちがそこに残ること”の素晴らしさや気持ち悪さ,そこから広がる可能性に一番興味があるとも言っていましたね。
鈴木氏:
気持ち悪さって,本当に大事なものだと思うんです。
例えば,ラブプラスが今後,現実空間に思い出を残していけるような形で発展するとして,iPhoneなりニンテンドーDSiのカメラなんかで現実空間を覗いてみると,以前デートしたことのある街角に愛花が立っているのが見えたり……。これって,もう幽霊以外のなにものでもないし,気持ち悪いと思うんです。
でも,恋愛って最初から気持ち悪いものなんですよ!
4Gamer.net ― 「ラブプラス」に見るこの先の人間関係のあり方,そしてARの可能性について,社会学者 鈴木謙介氏がKONAMIの内田明理プロデューサーと語り合う(ラブプラス+)
リアルな世界に対して、インターネット上では人の気持ちが増幅しやすいが故に2chや発言小町みたいな場が盛り上がると思うんですけど、ARによってそれらの情報が現実空間とつながってしまった時、一体どのような広がりが生まれるのだろうか・・・。
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