スマートフォンという名のデジタル百葉箱を片手にリアル世界を徘徊するアリ
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最終更新日:2013/12/31
コラム・雑記
スマートフォンが普及しつつある。
スマートフォンには様々な種類のセンサーが搭載されている。
センサーの種類は徐々に増え、スマートフォンの台数も増える。
大量のセンサーが、世界のスキャニングを開始する。
我らはセンサー満載のアリだ。ロボットだ。
実世界の様々な数値を集め、ネットという情報の海に持ち込み、蓄積する。
センサーデータの蓄積は、今年、更に加速していくだろう。
そうして集められた膨大なセンサーデータをどう扱うのか?
何に役立てるのか?
レコメンド?検索?グラフ?
全てコンピュータにやらせると、大抵、クソのような結果しか得られない。
多数の人々に処理させればいいのだろうか?
ファボッター?ソーシャルブックマーク?ソーシャルフィルタリング?
膨大なセンサー値に対し、膨大な人数のユーザーが単純作業を気づかぬうちに行い、
その結果として編集された意味あるデータが出てくる?
得られた有用そうなデータはどうやってユーザーに提示するのか?
ディスプレイ?AR?メガネ型ディスプレイ?
モバイル機器を持って歩きまわる人々は歩くデジタル百葉箱となり、
ネットの海にデータを投げ入れ、そこから何かを生み出す術を試行錯誤で見つけていくのが今年なのかもしれない。
どちらにせよ、面白い年になりそうですね。