機能追加や変更がしやすいプログラムに改良しよう! 書評「リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック」
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最終更新日:2014/01/06
書評
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ボクはこの本を確か2001年くらいに購入して、リファクタリングという手法に衝撃を受けたのを覚えている。その後、何度も読み返しつつリファクタリングの練習をしていくにつれて、自分の書くプログラムがキレイに、読みやすく、そして変更に強くなっていくことに興奮したものだ。
2011年8月1日現在、Amazonベストセラー商品ランキングの出版社別 > ピアソン・エデュケーションにて1位。出版されてから11年以上が経過しているにも関わらず、この人気。ロングセラーである。
対象読者
・「自分のプログラムは読みにくい」と思ったことがある方
・「あなたのプログラムは読みにくい」と言われたことがある方
綺麗で、変更しやすく、読みやすいプログラムを書く能力を身につけよう
プログラムの振る舞いを変えずにソースコードの構造を変更していく「リファクタリング」手法について深く学べる本。
この本に記載されている内容を身につければ、構造が綺麗なプログラム=読みやすいプログラムを書けるようになるはず。
更に、既存のプログラムを後から変更する能力も大幅に高まると思う。
リファクタリングを基礎を知らない場合、チュートリアルになっている1章から3章までは必読。
リファクタリングの基礎を既に知っている場合は、シチュエーション別で引けるリファクタリング手法のレシピブックとして使える。
ただし、全体的に豊富なサンプルコードを用いて解説されており、得られるモノも多い書籍なので、ぜひ時間を作って通読することを強くオススメする。
本書の説明用のサンプルコードに使われている言語はJavaだが、RubyやObjective-Cなどのオブジェクト指向言語を使っている方であれば問題なく読みこなせると思う。
他の書籍の書評はこちらをどうぞ。
目次
第1章 リファクタリング―最初の例
第2章 リファクタリングの原則
第3章 コードの不吉な匂い
第4章 テストの構築
第5章 リファクタリング・カタログに向けて
第6章 メソッドの構成
第7章 オブジェクト間での特性の移動
第8章 データの再編成
第9章 条件記述の単純化
第10章 メソッドの呼び出しの単純化
第11章 継承の取り扱い
第12章 大きなリファクタリング
第13章 リファクタリング、再利用、現実
第14章 リファクタリングツール
第15章 部品から全体へ