iPadを活用した展示が盛りだくさん!慶應義塾大学 安村研究室の「旅展」に行ってきました!
公開日:
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最終更新日:2014/01/06
AR(拡張現実)
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今日は、慶應義塾大学 安村研究室の旅展 Tabitenに行ってきました。
場所は「3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田3331)」。世田谷ものづくり学校に似た雰囲気でした。
テーマは旅!
今回のテーマは「旅」ということで、インタラクションな旅が体験できる展示が盛りだくさんでした。
人は昔からあらゆる旅を経験してきました。 長期間にわたる壮大な旅に1人で出かける人もいれば、初めて通る道を軽く散歩することで旅とする人もいます。 旅という行為は私たちにとても身近で大切な行為だといえます。
近年の情報技術の進化は旅のスタイルにも大きな影響を与えています。 必要な情報は何でも手に入るため様々な場所が旅の対象となり、事前の計画も簡単に立てらるようになりました。 一方で地球上のあらゆる場所の様子が自宅に居ながらつかめてしまうため、非日常的なものを求めるという旅本来の楽しみは失われつつあると言えます。
このように、時代の変化によって旅の本質が変化しているにもかかわらず、私たちがそこに真正面から向き合う機会は少ないのが現状です。 この展示会では、人間にとって非常に身近な行為である旅を現在の私たちの立場から見直し、新たな旅の提案を行います。
ぶらり、インタラクションの旅、体験してみませんか?
くも落とし
旅先のポスターに載っている商品をクラウドを通じて実世界ダウンロードするためのシステムです。 自然なインタラクションを通じて商品を移動できるようになっています。たくさんのお土産を仮想的に持ち帰り、 地元に帰ってきてからゆっくり吟味することができます。
大きな箱が置いてあります。
おみやげ品に、スマートフォンをかざすためのマークが印刷されています。
かざすと、アプリ内でお土産物を「釣り上げる」ことができる。
穴の上にあるパネルにスマートフォンをかざして、サッと下に向けて振ると・・・
実際のお土産が出てきます。
ステップナビ
「歩くペースが遅すぎて目的の時間に間に合わなかった」「 時間を気にして急いだ結果早く着きすぎてしまった」 旅に出かけた時など、土地勘のない場所での移動はペース調整が難しいですよね。
「ステップナビ」は適切な歩みのペースをナビゲーションし、そのような問題を解消します。
CQ Submarine
世界中に散らばる音や映像を方向と距離を使ってチューニングしながら、なんとなく曖昧に取得します。
アマチュア無線用語である「CQ」の語源には諸説あり、 “seek you”(あなたを探す)、”Call for Quarters”(四方に呼び掛ける)などがそうであるとされています。
この上部の仕組みが面白かった!iPadが埋めこんであって、ぐるぐるまわすと距離が調整できます。
穴から中をのぞくと、その方角とひもづけられている動画を見ることができます。
AR不思議NAVI
カメラをかざすとウサギがどこかへ案内してくれます。 どこに案内してくれるかはウサギ次第。 目的のない、目的地もない旅への案内人を追いかけてどこか不思議な日へNAVIさ れてみても良いのではないでしょうか?
旅まんびゅう
「××に行ってきました」という言葉とともに差し出されるおみやげのお菓子は嬉しいものです。 でも本当に大切なのはお菓子よりも、その人自身が旅で体験したことを語ることのはずです。 「旅まんびゅう」は旅から帰ってきたあとのお茶の時間を少しだけ楽しくする、まんじゅう(の箱) 型おみやげインタフェースです。
メタボパッカー
重量オーバーです。
空港のチェックインカウンターで無常にも放たれるこの言葉に憤慨した経験、あなたにもありませんか?
「メタボパッカー」は、スーツケースの重量をおなかの肥満度で表現し、これを瞬時に判断可能にするアタッチメント擬人化デバイスです。 重量オーバーならメタボ腹のダルダル状態に、そうでないときはエイトパッカーの腹筋バキバキ状態に。 自在に変化するおなかをスーツケースに取り付けて、楽しい旅をお過ごしください。
新天地へようこそ
GPS、音、画像を使って、新しい地域、土地に足を踏み入れた時の 臨場感などを表現するandroid用のアプリです。 新しい土地に入り込んだ時にユーザーを中心に、どの方向かつ どのくらい先がどのような所になっているかをユーザーが 認識できることを目的としています。
自分用バスガイドさん
団体でバスに乗っているとき、バスガイドがいて欲しい人とそうでない人がいます。 また、いて欲しい人でも話を聞きたいときとそうでないときがあります。
「自分用バスガイドさん」は乗客全員が満足でき、バスでの移動時間をより快適にする、自分のためだけのバスガイドです。
旅バンク
旅って、お金がかかりますよね。
「旅バンク」は、自分の貯金額に応じた旅先を示してくれます。 広がっていく渡航可能範囲を見ていれば、もっと貯金したくなってくるのではないでしょうか。
旅をしたいけどお金がない、そんな人のための貯金箱です。 目指せ、世界制覇!
「100万円たまる貯金箱」とかと連携すると面白いんじゃないかなー、と思いました。
MemoryPointer
本システムは、旅の思い出の振り返りを支援する写真閲覧システムです。
旅先で買った思い出のモノと旅先で撮った写真データを紐づけておくことによって、 思い出のモノを鍵とした写真データの再生を可能にしました。 また、様々な媒体での再生に対応したことにより、多様なシチュエーションでの利用が可能です。
おまけ
旅を感じさせる様々な演出もありました。
プロジェクタで車窓の動画が投影されてました。
行ったことのある場所、行きたいところに旗を立てる展示。
まとめ
iPadとAndroid端末を活用した展示が多かったのが印象的でした。自分が学生の時にタブレット端末やスマートフォン端末があれば、もっと楽しい研究が出来たのになあ、と思いました!
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