【ネタバレ】ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qと2001年宇宙の旅・3001年終局への旅の共通点
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最終更新日:2012/12/15
エヴァンゲリオン
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こんにちは!アキオ(@akio0911)です。
先日、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を見てきました。
映画を見ながら、そして見た後に色々と感じたことがあるので、ブログ記事として書いておきたいと思います。
ここから先はネタバレを含んでいるので、まだ見ていない方は要注意です!
エヴァは映画「2001年宇宙の旅」から大きな影響を受けている
僕は「2001年宇宙の旅」という映画(および小説)がとても好きなのですが、エヴァシリーズ(TV・旧劇場版・新劇場版)は「2001年宇宙の旅」の影響を大きく受けていると感じています。
説明すべきことを説明しない。1回見ただけでは意味不明。
「2001年宇宙の旅」は、1回見ただけでは意味不明です。映画を何回も見て、小説を何度も読んで、はじめて「何が起こったのか?」が分かります。
そして、エヴァも1回見ただけでは意味不明です。
ただし、「2001年宇宙の旅」は台詞が極端に少なく、エヴァは難解な台詞が極端に多いという違いはありますが。
エヴァも「2001年宇宙の旅」も、人類の進化に関する話である
「2001年宇宙の旅」は、過去に猿を人類へと進化させ、そして再び人類を新人類へと進化させようとする「モノリス」という存在が登場します。映画の最後では、主人公が人類から「スターチャイルド」へと進化します。
こちらの動画の54秒あたりです。
そしてエヴァも人類進化に関する話です。知恵の実(科学)がモノリスに相当するモノだと思います。また、アダム・リリス・人類補完計画など、人類進化に関するキーワードがてんこもりです。
月や地球で「人類進化に関する何か」を掘り出す
「2001年宇宙の旅」では、アフリカのモノリスが猿を人類に進化させます。そして現代において月で発掘されたモノリスが、人類をスターチャイルドへと進化させようとします。
エヴァでは、地球に衝突した隕石の中に入っていた「白き月」が南極に落ち、更に地球に衝突した別の隕石の中に入っていた「黒き月」が日本(のちに第三新東京市となる)に落ちます。そして「白き月」の中に入っていた第1使徒アダムをロンギヌスの槍によって無力化しようとした結果、セカンドインパクトが起き、人類は「黒き月」の上に第三新東京市を建造します。
ちなみに「黒き月」が入っていた隕石はその後、地球の衛星「月」となります。
そういえば、新劇場版では、カヲルくんが月にいましたね。
更に、ゲンドウと冬月が月面で建造中のエヴァンゲリオンMark.06を見学しますが、このシーンは、「2001年宇宙の旅」で主人公が月面のモノリスを見学しに行くシーンにそっくりです。
太陽・月・地球の直列表現
「2001年宇宙の旅」では、太陽・月・地球の直列表現が多用されています。
まずはこちらのオープニング。
そしてモノリスが猿を人類へと進化させるシーン。こちらの動画だと、4分25秒あたりです。
エヴァ旧劇場版でも、人類補完計画の発動シーンで、太陽・月・地球の直列表現が登場します。
こちらの動画だと、2分19秒あたりです。
どちらの作品でも、「人類が進化を果たす」タイミングで、太陽・月・地球の直列表現が使用されています。
BGMとしてクラシックを多用する
「2001年宇宙の旅」では、「ツァラトゥストラはかく語りき」や「美しき青きドナウ」をBGMとして使用しています。
そしてエヴァでも「ハレルヤ」「歓喜の歌」「G線上のアリア」「主よ人の喜びよ」などをBGMとして使用しています。
長期間眠っていた主人公が、14年後(または1000年後)に目を覚ます
「2001年宇宙の旅」の続編である「3001年終曲への旅」では、超低温の仮死状態に陥っていたフランク・プールが彗星捕獲船により発見され、地球軌道上で蘇生されます。つまり1000年後の世界の目の当たりにするわけです。
そして「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」では、主人公のシンジが14年後の地球で目を覚まします。
なので、「あー、これは3001年をモチーフにしているなー」と思いながら「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を見ました。
あとがき
というわけで、「2001年宇宙の旅」は、エヴァの元ネタを多く含んでいます。
まだ見たことのない方は、ぜひチェックしてみてください!