現代のイソップ、普遍的な人間性への批評 [書評]おのぞみの結末

公開日: : 最終更新日:2013/12/30 書評

記事内に広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

    

こんにちは。Kindle Paperwhiteで読書を楽しんでいるアキオ(@akio0911)です。

Kindle Paperwhiteで読書がはかどるようになった – 拡張現実ライフ

    

ひさびさに星新一のショートショートをKindle本で読んだら、やっぱり面白かったので紹介したいと思います。

    

星新一について。ショートショートとは?

ショートショートとは、短編小説よりも短い小説のこと。そして星新一はその多作さと作品の質の高さから「ショートショートの神様」と呼ばれていた(1997年に死去)人です。

小学校の教科書に「繁栄の花」というショートショートが載っていたこともあるので、読んだことのある人が多いかもしれません。また、「世にも奇妙な物語」でも、「おーい でてこい」とか「ネチラタ事件」などで原作として採用されているので、そちらで見覚えのある方も多いのではないかと思います。

    

ショートショートの魅力

ショートショートはとにかく短いです。「おのぞみの結末」は紙の本だと208ページで11編収録されているので、1編あたり約19ページ。ちょっとしたすきま時間でサクッと読めてしまいます。

なのに中身は詰まっていて、予想もつかない、とんでもない結末が待っています。そしてどれも先が気になるストーリーなので、ぐいぐいと引き込まれてしまいます。

小学生の頃、寝る前に読んでいた時は、1編読み終わっても次の1編の冒頭を少しでも読んでしまうと、もう続きが気になって眠れませんでした。笑

    

星新一のショートショートは「現代のイソップ」

星新一のショートショートは、予想外の結末も魅力なのですが、特筆すべきなのが社会風刺的な要素。現代社会の歪みに対する批判的な記述が盛り込まれていたりして、いろいろと考えさせられてしまいます。

寓話的な内容の作品も多く、星新一も自らを「現代のイソップ」と称したり、評論家からは「普遍的な人間性への批評」と言われたりもしていました。

    

まとめ

1編が短いのでサクサクと読めて、なのにぐいぐいと引き込まれてしまいます。

iPhoneでもこんな感じでなかなか読みやすいです。ぜひぜひお試しを!

    

関連記事

サンフランシスコのピア39にあるチャウダーズでクラムチャウダーを食す!

lolipop アップルの開発者向けイベント「WWDC2014」

ミスドのカルピスドーナツとカルピスポンデリングを食べてみた!

ミスドで期間限定のカルピスコラボ商品「カルピスドーナツ」と「カルピ

十三カレー計画で牛すじカレーネギのせを食す!(大阪・十三)

「iPhoneアプリ開発キャンプ@大阪」のランチで、十三カレー計画

大阪・難波の加寿屋 法善寺でかすうどんを食す。ランチタイムはおにぎり2個まで無料!

大阪・難波の加寿屋 法善寺 (かすうどん KASUYA)で、かす

ライブドアブログで運営していた「あきお商店」を「卵は世界である」に改名しました

少し前からライブドアブログで「あきお商店」というブログをやって

→もっと見る

PAGE TOP ↑