世界の殻を破壊せよ、世界を革命するために
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最終更新日:2013/11/08
コラム・雑記
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ウテナTV版と劇場版を通して見たいな・・・。自分にとっての人生の転機に対して間接的に影響を受けたアニメだけに、色々と思い入れがあるし。次の言葉が非常に好き。
「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。雛は我らだ、卵は世界だ。世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破壊せよ、世界を革命するために」
akio0911のakioも、鳳暁生からとっていたりする。
鳳暁生(おおとり あきお)
声:小杉十郎太(劇場版では及川光博)
学園の理事長代行にして姫宮アンシーの兄。学園理事長の娘・香苗と婚約し、鳳家の養子となっている。正式登場は25話。天に近い星(暁の明星。詳しくは用語を参照)の名前を持つ。
ディオスの剣を委ねる決闘劇を仕組んだ「世界の果て」の正体であり、ディオス(王子様)の現在の姿である。デュエリストたちが学園に集まるように、いつから学園を実質的に支配していたのかは不明。当初は自分の後継者を望んでいたが、途中でディオスの剣が消失・自分の剣が変更されてしまったために「王子様」に近い力を持つデュエリストの剣を用いて王子様の力を復活させようとし、予定とは別の行動をウテナにしかけていく。最終的にウテナからディオスの剣を奪うことには成功したものの、剣が折れたため目的を果たす事は出来なかった。最後は新たなルールの下で再び決闘を行おうとするが生徒会のメンバーから拒否され(物語の終盤で暁生は生徒会のメンバー宛にその旨を手紙で送るが、最終回では暁生のデスクに封を切らずに突き返されたとも考えられる手紙が置かれている)、アンシーにも見限られてしまった。ひなげしの花が好き。銀髪(漫画版では黒髪)に緑の瞳、褐色の肌。決闘の際に胸に挿す薔薇の色は薄紫。武器は黒いディオスの剣。
漫画版では「王子様の成れの果て」という設定は共通しているが、こちらでは「王子様」の体の中に宿っていた二つの意識の片割れである「闇のディオス」という設定になっている。アンシー同様人間ではないことを仄めかしている。かつてもう一つの意識である「光のディオス」と対立、彼を倒して「世界の果て」となった。最後はウテナとの決闘で彼女と相討ちになり、新たな光のディオスとなったウテナと一つになって消滅する。
劇場版では物語の中盤で「車の鍵」をなくしたことで錯乱し自殺を遂げ、それ以降は冬芽同様「死んだ王子様」として登場する。物語終盤で巨大な車と化した城と共に「外の世界」へ出ようとするアンシーの前に立ちはだかり、ウテナとアンシーの脱出を阻もうとしたが、その像は二人に撃破され消えた。
なお、当初の予定では「ガラスの仮面」の「紫の薔薇の人」をイメージしており、ウテナを影から見守るさわやかなキャラであった。しかし小杉の演技でキャラクターの性格が変更され、ストーリーにすら影響を与えた(暁生編からはそれが顕著である)。これは冬芽を演じていた子安の演技が黒く立っていたために、小杉がそれ以上にキャラを立たせようと黒めの演技をしたことによるもの。