AR-拡張現実 (マイコミ新書)
公開日:
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最終更新日:2011/04/21
書評
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最近出た書籍なので当然ですが、2009/6/1に日経コミュニケーション編集部から出た「ARのすべて-ケータイとネットを変える拡張現実」よりも情報が新しいので、最近の状況について知りたいのであれば、本書(マイコミ新書)を読んだほうがよいと思います。
「姉ヶ崎寧々参上」事件についても言及されており、カバーされている範囲も広いです。以下、一部引用。
ある意味では公共スペースへの落書きに近いとも言える行為だったが、ユーザーの間にはこれを面白いととらえる空気があり、姉ヶ崎寧々エアタグの話題は瞬く間に広がった。またこの件を報じた「AKIBA PC Hotline!」によると、現場となった秋葉原の店舗には、逆にエアタグそっくりの広告(バーチャルではなく実物のPOP)を作成して、店頭に掲げるところも登場したそうである。AR空間の中でコミュニケーションが生まれるだけでなく、それが現実空間にも派生するという現象が生まれたわけだ。
「AR-拡張現実 (マイコミ新書)」p.111より引用
以下、目次。
プロローグ
第1章 ARとは何か
セカイカメラ=AR?
ドレスデンのAR
定義をめぐる問題
ARとバーチャルリアリティ
第2章 ARの構成要素
技術の階層
端末にかかわる問題
コンテンツの階層
空間の階層
第3章 表現を変えるAR
広告/プロモーション
AR三兄弟によるプロモーション活動
オンラインショッピング
デジタルサイネージとの融合
ゲーム/エンターテインメント
教育/学習
「AR遺跡復元」の可能性
第4章 表現としてのARを実現した「実物大ARエヴァンゲリオン」
「実物大ARエヴァ」企画の出発点
開発時の苦労
箱根が開催地に選ばれるまで
現場調整の課題
ARイベントの将来
第5章 コミュニケーションを変えるAR
ツイッターでARを
セカイカメラの登場
「SoLAR」コンセプト
「セカイカメラZOOM」の可能性
海外の「セカイカメラ」
ARで落書きを
フィルタリングの課題
「物理的なコミュニケーション」の復活
第6章 ネットを変えるAR
「ARタウンガイド」がもたらすもの
服がネットショップの入り口に?
ホームページと一つになろう
重なり合うネットと現実
アクセス解析の進化
標準化の問題
ARが「馬なし馬車」ではなくなる日
第7章 空間を変えるAR
空き看板に生まれる価値
ARの「カーナビ効果」
渋谷の人の波を変える
「e空間」という発想
「AR空間デベロッパー」への期待
日本発のAR空間モデルを
第8章 日本企業にとっての可能性
未来は今
ARビジネスの可能性
群雄割拠の時代
企画力とビジネスモデル
まずは始めてみよう
エピローグ
- 作者: 日経コミュニケーション編集部
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 22人 クリック: 251回
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