一体何をもって「正義」と判断するのか? 書評「これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学」
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最終更新日:2014/01/08
書評
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2010年のベストセラー本と言えば、マイケル・J・サンデルの「これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学」。
図書館では「24ヶ月待ち」なんてこともあるとのこと。そんなに待つなら買ったほうが良いのでは・・・。
Amazonのランキングを見ると、いまだに「哲学」「哲学入門」「思想・社会」で1位なので、ロングセラーでもあるようです。ようやく読み終わったので、書評エントリー。
iPhone・iPadアプリもあります。
これからの「正義」の話をしよう
カテゴリ: ブック
価格: ¥1,600
ハーバード大学の有名な教授「マイケル・J・サンデル」が書いた本。受講生が過去最多を記録した授業をベースとした本とのこと。
具体例が豊富に提示され、非常に分かりやすい。
例えば、
「難破した者が生き残るために、救命ボートの定員を減らすよう、殺人を起こしてもよいのか?」
「1人を見殺しにすれば5人が助かる状況の時、あなたはどちらを選ぶか?」
などなど。
「究極の2択」を提示し、その選択の正当性を議論していく。
一体何をもって「正義」と判断するのか?普段はあまり意識しないこの問題を深く考えてみるキッカケになると思う。
これからの「正義」の話をしよう
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