【書評】Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学
公開日:
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最終更新日:2013/12/30
アップル
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こんにちは。Kindle Paperwhiteで読書を楽しんでいるアキオ(@akio0911)です。
Kindle Paperwhiteで読書がはかどるようになった – 拡張現実ライフ
先日Kindle Paperwhiteで読み終わったThink Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学がすごく面白かったので紹介したいと思います。
ちなみにハードカバー版は1,680円、Kindle版は1,143円でした。
アップルの「シンプル」哲学を解き明かしていく
ジョブズのもとでアップルの「Think different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名したクリエイティブ・ディレクターであるケン・シーガルが、アップルの「シンプル」哲学の謎を明かしていくという内容。
さすがジョブズの間近で仕事をしてきたという著者だけあって、他のジョブズ本にはお目にかかれない逸話もふんだんに盛り込まれています。アップル好きなら必読だと思います。
アップルのシンプル哲学を解き明かしていくにあたって、10個の要素に落とし込んで紹介しているのですが、どの要素も関連する面白い逸話がもりだくさんで、ぐいぐいと引き込まれつつ読み進めることができます。
ちなみにその「10個の要素」は、以下の通り。
- 容赦なく伝える
- 少人数で取り組む
- ミニマルに徹する
- 動かし続ける
- イメージを利用する
- フレーズを決める
- カジュアルに話し合う
- 人間を中心にする
- 不可能を疑う
- 戦いを挑む
「シンプル」は製品以外にも適用できる
本書では、アップル製品のシンプルさだけでなく、マーケティングにおける「シンプル」、経営戦略における「シンプル」、組織論についての「シンプル」についても触れられています。
この本を読んでから、自分の身の回りにある物事をどうやったらシンプルにできるか?ということを考えるようになりました。例えばブログのデザインも、ブログのコンセプトも、作っているアプリのUIや機能も、仕事の進め方も、ライフスタイルも、もっともっとシンプルにできるのだ!と感じられるようになりました。
「アップルの強さはどこからくるのか?」を知りたい方、「自分の仕事をもっとシンプルにするにはどうしたらよいか?」といったことを考えている方にオススメできる本です。